- 2013年05月23日平成25年度6月例会のご案内
日時 平成25年6月20日(木)14:00-19:00
講演Ⅰ 「先進企業は知的資産をいかに効率的に創出し、また運用しているか」
講 師 桑原 創 氏(グローバル知的資産戦略合同会社 CEO)
講演Ⅱ 「航空機用複合材料の開発」
講 師 小田切 信之 氏(東レ株式会社 ACM技術部 部長)
参加対象者:①京都発明協会会員 ②京滋合同特別セミナー幹事会社 ③NIPA会員
主催:京滋知的財産権協議会 一般社団法人京都発明協会 協賛:関西知財協議会(NIPA)
会場 講演会:ローム京都駅前ビル 地下2階 会議室
京都市下京区塩小路通烏丸西入東塩小路町579-32
懇親会:京都タワーホテル 9階 飛雲の間
京都市下京区烏丸通七条下ル東塩小路町721-1
概要
14:00-14:10 挨 拶 京滋知的財産権協議会 会長 名倉 孝昭 氏
14:10-15:40 講演Ⅰ「先進企業は知的資産をいかに効率的に創出し、また運用しているか」
講 師 桑原 創 氏(グローバル知的資産戦略合同会社 CEO)
15:40-15:50 休憩
15:50-17:20 講演Ⅱ 「航空機用複合材料の開発」
講 師 小田切 信之 氏(東レ株式会社 ACM技術部 部長)
17:30-19:00 懇親会 京都タワーホテル 9階 飛雲の間会場 講演会:ローム京都駅前ビル 地下2階 会議室
京都市下京区塩小路通烏丸西入東塩小路町579-32懇親会:京都タワーホテル 9階 飛雲の間
京都市下京区烏丸通七条下ル東塩小路町721-1ご講演の概要
(14:10~15:40) 講演Ⅰ 「先進企業は知的資産をいかに効率的に創出し、また運用しているか」
■多くの知的財産を企業は生み出していますが、その生産効率は海外の先進企業に比べて低いと思われています。知的財産ではなく知的資産の創出という視点を最初から持つことで、効率は大幅に変わってきます。この知的資産運用から、次の知的資産を生み出すサイクルを作り出すことも可能です。一方、知的財産としてはいかにまねをされない知的財産を創出・運用するかという点もご紹介いたします。商品そのものの知的財産ではなく、周辺の知的財産の活用の仕方についてもいくつかの事例を解説いたします。講 師 グローバル知的資産戦略合同会社 CEO 桑原 創 氏
(講師経歴)
■1977年 横浜国立大学大学院工学研究科修士課程修了
1980年 カナダ・サスカチュワン大学大学院物理学科博士課程修了
1980年 オーストラリア国立大学物理科学研究所研究員
1987年 日新電機株式会社入社、98年から知的財産部部長
2006年 東京理科大学知的財産本部副本部長
2009年 先進知財総合研究所副会長
2012年 グローバル知的資産戦略合同会社CEO
(15:50~17:20) 講演Ⅱ 「航空機用複合材料の開発」■炭素繊維とその中間基材の研究開発・製造で、日本の技術は世界の最先端を疾走しています。’70年代の黎明期、最高級の職人の技に裏打ちされた日本の釣り竿やゴルフシャフトなどのスポーツ用品が市場を牽引し、世界最高の炭素繊維の基盤を作りました。今日の事業化成功の鍵は、材料設計、製品設計、プロセス技術が融合した有機的な連携です。この典型的な例が素材メーカーと最終ユーザー(ボーイング社)が手を組んで軽量化に成功した、ボーイング787です。機体構造の50%に炭素繊維複合材を採用した787の開発は、真の“ものづくり”の精神を体現しています。炭素繊維複合材は、新世代の自動車、燃料電池、電線ケーブル、深海油田や風力発電などのエネルギー分野まで拡がりつつあります。
講 師 東レ株式会社 ACM技術部 部長 小田切 信之 氏
(講師経歴)
■1981年 早稲田大学大学院理工学研究科応用化学専攻修了後、東レ株式会社入社 開発研究所
1998年 複合材料研究所 複合材加工研究室長
2000年 Toray Composites, America(シアトル) 取締役・技術部長、テクニカルセンター所長
2009年 ACM技術部長